大規模リフォーム費用はなぜ差が出る?相場の見方と標準仕様の落とし穴
- Renovation Consierge

- 11月18日
- 読了時間: 3分
■大規模リフォームの「相場」が分かりにくい理由
リフォームを検討するとき、多くの方が最初に気になるのが 費用の相場。しかし、新築住宅と異なり、リフォームは「建物の状態」「工事内容」「設備のグレード」で金額が大きく変わるため、一般の人には相場感が非常につかみにくいのが現実です。
さらに、チラシやネット広告では「キッチン50%OFF」「お風呂が79万円〜」といった“商品価格”が強調されますが、
☑ 工事費☑ 解体・撤去費☑ 廃材処分費☑ 諸経費☑ 下地補修費(実際は必ず発生)
これらが入っていないため、最終的な総額は全く見えません。
■大規模リフォームでは相場がさらに大きくブレる
大規模リフォームは、小さな交換工事以上に金額差が出やすい工事です。
例えば…
●フルスケルトン(全面リフォーム)
●部分的な間取り変更+設備交換
●外壁・屋根工事の有無
●耐震補強の必要性
●建物の構造(木造/鉄骨造/RC造)
●戸建かマンションか
これらによって金額は大きく異なります。
そのため、一般的な「相場表」を見ても、自分の家に当てはめるのはほぼ不可能です。
■正しい相場感をつかむ唯一の方法
→「複数社の見積り+提案内容」を見ること
リフォームの相場を知るために最も確実なのは、
複数のリフォーム会社にプランと見積りを作ってもらうこと。
なぜなら会社によって、
●提案内容
●設備仕様
●標準で含まれる項目
●施工レベル
●下地処理の考え方
がまったく異なるからです。
同じ“総額500万円”の見積りでも、
A社:提案力が弱く仕様も最低限
B社:設備グレードが高く施工品質も良い
ということはよくあります。
値段の比較ではなく、内容の比較こそ重要。
提案の質や担当者の知識レベルは、完成後の満足度を大きく左右します。
■設備や材料の「標準仕様」は会社ごとに大きく違う
大規模リフォームに慣れている会社は、住宅設備や仕上げ材の“標準仕様”を設定していることが多いです。
これは悪いことではなく、
仕入れ量を確保して値引きを最大化できる
打合せのスピードが上がる
見積りの精度が高い
というメリットがあります。
ただし注意点もあります。
●同じ「標準仕様」でも中身は全く違う
例)
キッチン
A社:食洗機あり・浄水器あり
B社:食洗機なし・浄水器なし
浴室
A社:人工大理石浴槽・保温浴槽
B社:FRP浴槽・追い焚きなし
床
A社:無垢フローリング
B社:シートフロア
こうした違いは最終的な価格に大きく影響します。
●後回しにすると「追加費用の連続」に
大規模リフォームの場合、デザインや間取りに気を取られて設備仕様の確認が後回しになると…
●着工直前に設備変更 → 追加費用
●ショールーム予約が間に合わない
●資金計画が狂う
●工期遅延
というトラブルが非常に多く発生します。
■失敗しないための進め方(結論)
✔ 見積りは「金額」ではなく「内容」を比較する
✔ 標準仕様の“中身”を必ず確認する
✔ 設備ショールームには早めに行く
✔ 提案力のある担当者を選ぶ
✔ 初期段階で複数社から話を聞く
■業者選びに迷ったら「リノベーションコンシェルジュ」へ
大規模リフォームは、会社選びと担当者選びで結果の8割が決まります。
「どこのリフォーム会社に頼むべきか分からない」「見積りの内容をどう比べたらいい?」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お客様の要望と予算感を踏まえ、最適なリフォーム会社を中立的にご紹介できます。





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